まず、「怪獣映画館」の名前の由来についてお話しましょう。最初は固有名詞の「Kaiju」に魅了されました。これは、日本の特撮ドラマに登場する怪獣を具体的に指しています。 私たちのような怪獣ファンが生まれたのも、そんな素晴らしい時代背景にある、空想的なロマンの世界です。また、「映画館」は、映画館で上映されるように、さまざまなスタイルの怪獣を見せたいと考えて名付けました。観客は、映画館で色々な怪獣の映像を楽しみ、それぞれ自分だけの面白い思い出と結びつけ、その世界観を理解します。
アトリエの設立については、これまで考えたことはありませんでした。なぜなら、過去の日本のスタジオを参照すると、すべて複数の人またはチームで構成されており、同じ目標を共有し、同じ目標とアイデアを共有しているからです。「怪獣映画館」が誕生する前は、ただ怪獣の原型にしか熱意がありませんでした。自分の美術の知見やスキルを活かして怪獣の原型を完成させたいと考えていたところ、乙女座ケロニアの胸像が無事完成したので、作る自信と勇気が少し湧いてきました。そして、また30cmのシリーズ初の怪獣ザニカを作り上げました。このザニカのおかげで、原型師の虎三さんと出会うことができました。彼は昭和特撮への情熱を心に秘める人です。私の作品に共感してくださり、手彫りにこだわってオリジナルに忠実であることの尊さを話し合いました。最終的には、打ち明けるのに最適な友人がいたため、密かに集まって、アトリエを設立するというアイデアを思いつきました。
怪獣原型製作については、私たちは同じ考え方を持っています。それは、劇中の怪獣から得られる情報を尊重し、昭和時代ならではの怪獣スーツの造形言語や制作手法を理解しようと試みることです。もちろん彼らの一見奇妙な体の構造と動きも尊重します。私達は無断で主観的な修正をしません。これらの様々な怪獣の貴重な顔の形に夢中なのです。
怪獣原型の製作は、遊び心と興味を持って、可能性を最大限に掘り起こす必要があります。機械化された仕事では怪獣固有の魂を失います。怪獣、宇宙人、妖怪、ニッチな特撮キャラクターまで、より原型を追求すると同時に、ミニチュアの製作でも特撮の世界観を可能な限り皆さまの前で広げていきます。ということで、私たちの作品を通して、特撮ファンの皆様にさらなる驚きをもたらし、特撮をもっと興味をもっていただき、好きになっていただけるように願っています!